新しい記事を書く事で広告が消せます。
[東京 22日 ロイター] 信越化学工業<4063.T>の金川千尋社長は22日、新潟県のメチルセルロース工場で20日に起きた爆発事故について会見し ..
業績への影響は軽微との認識を示した。また メチルセルロース事業を統括する中村敦取締役は 工場の操業停止で発生する供給不足分について 米ダウ・ケミカルなど海外メーカーに応援出荷を要請していることを明らかにした。
爆発が起きた直江津工場から出荷されるメチルセルロースの売上高は 年間200億─250億円。工場は現在も当局による原因調査が続いており 操業再開の見通しは立たたない。しかし金川社長は「当社全体の売上高は1兆2900億円ほど。多少減るかもしれないが ほとんど影響は受けない。収益についても影響はない」と述べた。
メチルセルロースは建材や医薬品の添加剤に用いられており 信越化学の世界シェアは約30%。ダウ・ケミカルとトップグループを形成している。直江津工場の操業停止により武田薬品工業<4502.T>など取引先企業への供給不足が懸念されるが 中村取締役によると 信越化学は事故発生後すぐにダウ・ケミカルなど海外メーカーに応援出荷を要請した。過去にダウ・ケミカルの製造設備がトラブルを起こした際 信越化学が応援出荷したこともあり ダウ・ケミカルからは要請に応じる返答が来ているという。また 信越化学はドイツでもメチルセルロースを製造しているため 薬事法に抵触しない建材向けについてはドイツから製品を回す計画にしている。
金川社長は自身の経営責任にも言及。「最高責任者として重い責任を感じている」と述べ 今後半年間は報酬を5割カットする方針を明らかにした。他の取締役の処分はせず「私が全責任を負う」と語った。
信越化学の直江津工場では20日午後4時30分ごろ 爆発事故が発生。重体2人を含む従業員17人がけがをした。近隣でも1人が軽傷 15軒で窓ガラスが割れるなどの被害が出た。原因は当局が調査中だが 独自でも調査している信越化学は メチルセルロースの粉じんに何かが着火して爆発が起きたのではないかとみている。
| Home |
